2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『街とその不確かな壁』を読む

村上春樹の『街とその不確かな壁』について書く。 この本は別段面白くはないし感動的でもない。文章そのものにもこれといった刺激や独特の味はないから、読者としては最初から最後まで同じ味のコース料理を食べさせられているような気持ちになる。 それは仕…

『古事記』を読む1

いま僕は河出文庫の現代語訳の『古事記』を読んでいる最中だ。全体の1/3まで読み進めた。今日はここまでで心に留まったことを書いてみたい。 登場が多いのはともかく海と男女である。海と男女のことばかりが書かれていると思っていいかもしれない。 エピソー…