これからの計画

いろいろ考えたのだが、僕は今やっている取り組みに徒労感を覚えてきた。すなわち小説の賞に原稿を出すというのが段々と馬鹿らしくなってきた。まだ全然気持ちの限界までは来ていないのだが、限界まで来てから倒れるよりは早めにギブアップした方がいいという判断である。

それで、あと一回だけ長編を書いて賞に応募するということをやってみようと思う。僕の中心的なテーマである死と霊性について思索を深めてから実作にとりかかる。このテーマは正直考えるのがきつい。自分のこととして引き受けて、そこに浸かりきるというのが苦しい。でもそれをやりきる。正面から取り組んで、しっかりしたものを書き、賞に投稿する。

それから後はもう小説のことは完全に忘れる。僕はボイスドラマの制作とゲームの制作をする。仮に受賞したとしてもこの計画は曲げない。ある程度満足のいくところまでそれらのジャンルに浸かる。仮に小説の執筆をするとしたら僕はその後にしようと思う。

こう決めると段々気持ちが楽になってきた。やっと苦行から抜けられると思うと嬉しい。ああ、楽になりたい。僕は楽になる前にもうひと頑張りすることにしよう。